こんにちは。カルチャーズデイ反町です。
先週の土曜日の活動は「手巻き寿司」作りでした。
みんなお寿司が大好き!朝からテンション高めです。
子どもたち「具は何がいいかなぁ?」「マグロ?」「サーモン?」「ウニがいいかな?」
スタッフ「うーん、予算的に高いものは買えないのと、生の魚は衛生上、今日は買えないんだ。ごめんね・・・」
子ども「じゃあ、自分のお金でサーモンを買おうかな・・・」
スタッフ「〇〇君だけサーモンを食べていたら、他のお友達も食べたくならないかな?」
子ども「そっか!そうだね。じゃあ、今日はいいや」
他の子の気持ちを推し量る発言に思わずほっこりした気分になれました。
では、早速クッキングに取り掛かっていきます(^_-)-☆
作業の中でもいくつかの療育の効果がありましたのでご紹介いたします。
包丁を使ったりする作業がなかなか難しい〇〇ちゃん。
手先を使うような細かい作業は苦手で、活動に参加できずキッチンを離れてしまうこともありました。
しかし、クッキングを重ねていくうちに、彼女の活動に変化がありました。
今日の作業をホワイトボードに書いたところ・・・
「これはもう終わっているね」と一つ一つの作業をチェック。
チェック印がついていない項目を見て、「まだこれが残っている!」と教えてくれました。
自分もどこかでみんなの活動の役に立ちたい、一員になりたいという気持ちの芽生えがあったのではないかと思います。
調節する力は、自己のコントロール力につながります。
手巻き寿司づくりはシンプルな調理工程に見えますが、手先や量感覚の調節がたくさん含まれています。
①のりの形
のりを正方形に切る作業。細かく切ってしまわないように、見本をよく見ながら同じ大きさに切りました。
②卵を均等に分ける
フライパンで焼いた卵焼き。4人で3つずつ食べるにはいくつに分けたらいいんだろう・・・。
考えて12等分しました。
同じ大きさに当分するときも視覚からの量感覚を使っています。
③ご飯と具材の量を調節する
「たくさん食べたい」という気持ちはとっても分かるのですが
具材やご飯をモリモリにしすぎてしまうと・・・
「巻けない・・・」「食べにくい・・・」という事態が発生してしましました。
そこで、子どもたちはスタッフと
「食べやすくておいしい中身の量はどれくらいかな」と考え
ちょうどいい分量の調節をして、美味しい手巻きずしを完成させていました。
今回も子どもたちはキラキラした笑顔で手巻き寿司づくりを楽しんでいました。
最近のクッキングでは、自分より年下のお友達に
「〇〇君これたくさん食べたいと思うから少し多めにあげる」と
自分の分をとるときに、お友達の分を多めに残してあげるという子の姿も見られます。
また、野菜が苦手な子でも
「自分が作ったものだから」「お友達がおいしそうに食べているから」など
自分で作って、だれかと美味しいを共有する経験を通して
「なんだ、意外と美味しいじゃないか」と食の幅を広げています。
また、子どもたちはご飯を食べた後もみんなで楽しく遊んでいました!(^^)!
コロナウイルスの影響で個人作業にはなっていますが
同じものを作って食べる、『食を共にする仲間』という意識が
子どもたちの中に育っていっているのではないかと思います。
ではではまた次回!!!
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